2023年3月以降の49試合を、対戦相手の大陸連盟ごとに分けた。アジア勢には24戦19勝で1試合平均3.2得点。南米勢には10戦5勝3分2敗で、失点は1試合1.2とアジアの倍以上。FIFAランキング20位以内の相手には10戦4勝3分3敗だった。
日本代表は「アジアでは強いが、世界の強豪にはまだ勝ち切れない」と言われることがあります。実際の数字はどうでしょうか。このサイトに収録している 2023年3月から2026年10月までの49試合 を、対戦相手が所属する大陸の連盟ごとに分けて集計しました(PK戦は引き分けとして数えています)。
地域別の成績
| 相手の地域 | 試合 | 勝 | 分 | 敗 | 得点 | 失点 | 1試合平均 | 無失点 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| アジア(AFC) | 24 | 19 | 2 | 3 | 77 | 12 | 3.2点・失点0.5 | 15 |
| 南米(CONMEBOL) | 10 | 5 | 3 | 2 | 20 | 12 | 2.0点・失点1.2 | 2 |
| ヨーロッパ(UEFA) | 7 | 5 | 2 | 0 | 14 | 6 | 2.0点・失点0.9 | 3 |
| 北中米カリブ(CONCACAF) | 4 | 2 | 1 | 1 | 10 | 3 | 2.5点・失点0.8 | 2 |
| アフリカ(CAF) | 3 | 3 | 0 | 0 | 8 | 0 | 2.7点・失点0 | 3 |
| オセアニア(OFC) | 1 | 1 | 0 | 0 | 2 | 1 | 2.0点・失点1.0 | 0 |
試合の半分近い24試合がアジアの相手です。アジア勢には 19勝、1試合平均 3.2得点、24試合中15試合で無失点と、数字の上では大きく上回っています。
南米勢は失点が増える
いちばん苦戦しているのが南米勢です。10試合で5勝3分2敗。得点は1試合2.0点と悪くありませんが、失点が1試合1.2点 で、地域別ではいちばん多くなっています。無失点で終えたのは10試合中2試合だけでした。
負けたのは2023年3月のコロンビア戦(1-2)と、2026年6月のW杯でのブラジル戦(1-2)の2試合です。一方で、2025年10月にはブラジルに3-2で勝ち、2026年9月にはウルグアイに3-1で勝っています。
11月の遠征で戦う2か国との成績は次のとおりです。
南米勢に対して失点を減らせるかどうかが、11月の2試合の見どころの1つになりそうです。
ヨーロッパ勢には負けなし
意外に感じるかもしれませんが、ヨーロッパ勢には 7試合で5勝2分、負けなし です。2023年9月のドイツ戦(4-1)、2026年3月のイングランド戦(1-0)といった勝利のほか、W杯ではオランダ(2-2)、スウェーデン(1-1)と引き分けました。
相手が強くなると、どう変わるか
地域ではなく、相手の強さで分けた数字も見てみます。2026年10月7日に発表されたFIFAランキングを使って、相手の順位ごとに分けました(いまの順位で分けているので、試合をした当時の順位とは違うことがあります)。
| 相手のFIFA順位 | 試合 | 成績 | 1試合平均 |
|---|---|---|---|
| 1〜20位 | 10 | 4勝3分3敗 | 1.6点・失点1.3 |
| 21〜50位 | 11 | 5勝4分2敗 | 1.5点・失点1.0 |
| 51位以下 | 28 | 26勝1分1敗 | 3.5点・失点0.4 |
51位以下の相手には28戦26勝とほぼ取りこぼしがありません。20位以内の強豪には 4勝3分3敗 で、勝ち越してはいるものの、得点と失点の差は小さくなります。「強豪とも互角以上に戦えるが、まだ大きくは上回れていない」というのが、この3年あまりの数字から見える姿です。
アジアカップ2027に向けて
アジアでの数字は圧倒的ですが、負けた3試合のうち2試合は、2024年のアジアカップ(イラク戦1-2、イラン戦1-2)でした。残りの1つは2025年6月のW杯最終予選のオーストラリア戦(0-1)です。大会の中で勝ち上がっていく難しさは、数字の上でも見えています。
2027年1月のアジアカップでは、グループFでインドネシア、タイ、カタールと対戦します。日程と相手ごとの成績は アジアカップ2027のページ にまとめています。
まとめ
- アジア勢には24戦19勝・1試合平均3.2得点と圧倒的。ただしアジアカップでは2敗した。
- 南米勢には10戦5勝3分2敗。1試合の失点1.2はアジアの倍以上。
- ヨーロッパ勢には7戦5勝2分で負けなし。
- FIFAランキング20位以内の相手には4勝3分3敗。
対戦国ごとの成績と全試合の得点者は 対戦国別の成績 で見られます。本文の数字は2026年10月時点(49試合)です。